フリーで仕事をしていると新しい仕事を受けるたびに新しい人たちと出会う。
それはずっと会いたいなって思ってた人だったり偶然出会えた人だったり。
広島でのOLを辞めて東京で生活を始めたころには
「これからはきっと友達もあんまりできないんだろうなぁ」って思ってたけど
全然違ってた。
育った環境や世代なんか関係なくって
感覚が合うなぁとかおもしろいって人にいっぱい出会えてる。
絵を描いててよかったなって素直に感じられる。
ちかごろあまりの酷暑でやる気が失せそうになってたけど
また描きたいものがたくさん浮かんできたりしてる。
夜遅くに電車に乗った。空いてた席に座った。
しばらくしたら隣の人が席を立った。見るとシートに紙袋がひいてあるので
「なぜ??」と思いながら一応「忘れ物ですよ」
席を立った人は一言「椅子にガムがついてます」
次に乗ってきた人が隣に座ろうとした。
紙袋をどけようとしたので「ガムがついてますよ」と教えてあげた。
その人は紙袋をひいたままでそこに座った。
いくつかの駅を過ぎたところで我慢できなくなったらしく
「なぜガムがついてるんでしょう?」と聞いてきたので
「酔っぱらったんでしょうかね?」と適当に笑顔で答えた。
電車の中で知らない人と話すことはないのでちょっと新鮮だった。
すごくよかった。『21g』。
『アモーレスペロス』と同じ監督の新作。
キャスティングがよい!
だってナオミ・ワッツ、ショーン・ペン、ベニチオ・デル・トロ!豪華!!
迫力ある演技と映像は、プロの映画を観たって感じ。
ざらついた少し青っぽい画面の中のベニチオ・デル・トロは
疲れ切った労働者にしか見えないし
ほんとはきれいなナオミ・ワッツも肌つや悪く迫力満点で叫んでたし。
2時間あまりホントにとっても重いストーリーだけど
ぐいぐい引き込まれてしまった・・・
武蔵丘陵森林公園は広大。自然の大きな木がそのままたくさん残されてて
とても気持ちのよい場所でした。
もちろんちゃんと整備されていてゴミなども全然散らかってないし芝生もきれい。
なのに犬も一緒に入れるなんて、なんて心の広い公園!
全体的に自然と共存って感じで下品な感じがないのがとても気に入りました。
以前行った公園では延々と「お知らせ」がスピーカーから流れうんざり。
ここは静かで広いから人がいてもまったく気にならず、おおらかでやさしい気分に。
渓流広場の大きな木の下で水の音を聞きながらビールを飲みお弁当を食べ
少し昼寝をしてそれからドッグランへ。
ドッグランもいままで行った中で一番よかったし
東京から結構近いし、今まで知らなくて損した感じ。
本屋さんが売りたい本1位に選ばれた『博士の愛した数式』は
なんとも愛らしいお話だった。
交通事故のせいで記憶が80分しか続かない天才数学者。
博士と呼ばれる彼は、家政婦とその10歳の息子に数式にひそむ美しさや驚きを教えて
そうして博士ははじめて友だちを得た。
家政婦のやさしいまなざしで語られる形の、読後感が最高によい本。
すすめられなかったら絶対読まなかったけどホントに読んでよかった。
ちなみに2位は私が装画を担当した『クライマーズ・ハイ』。
惜しい!
うちの犬「いくら」は、鳩とか猫が大好き。
部屋にいても外の木ににすずめがとまってるのが見えると
すごい勢いでしっぽをびゅんびゅん振ってる。
でもそれは報われぬ恋・・・って思ってたんだけど
近所の空き地にいつもゆったりと寝そべっている猫。
いくらが近くに行って座ってたら
おもむろに近づいてきて、いくらの鼻をぺろ〜ん。
すごい!そのうち友だちになって一緒に遊びそう。
フランソワ・オゾン監督の新作。
『8人の女たち』『焼け石に水』に出てた
リュディヴィーヌ・サニエが若さあふれててすごいチャーミング。
そしてシャーロット・ランプリングはギスギスした女流作家をうまく演じてて
ホントはきれいな人なのに嫌みな中年に見えてきた。
結局ストーリーはよくわからなかったけど
なんとなく自分なりに納得するしかないのかな。
でもふたりの女優の美しさと南仏の美しい映像で十分すぎるほど堪能。
私は2000年の作品『焼け石に水』が大好き。
発売中の季刊誌『プリンツ21』にそれも含めて好きな映画について書いたので
せひ見て下さいね。