●個展「Parallel World 〜私の視線」

2年ぶりの個展は、初めて描きおろしの作品ではなく
仕事を始めてから10年間の仕事の作品を現在の視点で再構築するインスタレーション。
実際に書籍や広告として使われた作品の原画を観ていただく機会はなかなかないので
たくさんの方に見ていただきたいです。

日程:2008.9.26(金)〜10.8(水)  10.2(木)はお休み
時間:11:00〜20:00
場所:GALLERY SPEAK FOR
〒152-0033 渋谷区猿楽町28-2 SPEAK FOR B1F
TEL:03-5459-6385
オープニング・レセプション :9.26(金)19:00-21:00
協賛:(株)グラフィッククリエーション,+DESIGNING
展示作品は販売されます。(一部非売品)
その他の販売物:本,トートバッグ,アクセサリーなど

DM画像版で詳細をどうぞ。

<以下ギャラリーリリース文>
角田光代,江國香織,井上荒野,スティーブン・キングら人気作家の著作をはじめ、
年に約50冊ものペースで書籍・雑誌の装画を手がけるなど、
松尾氏は98年のデビューからこの10年間、
常に日本のイラストレーション界のヒットメーカーとして注目を集めてきました。
伸びやか、かつ繊細な筆致が、ある時はヴィヴィッドな色彩によるフュージョンを奏で、
ある時はシックな色合いで謎めいたファンタジーを囁きます。
一度見たら彼女だとはっきり分かる作風ながら、
その絵でしか語れない複雑なイメージ/カルチャーがあり、
そこに多くのクライアントが魅せられてきたのです。
90年代後半の写真界に「RGB」的な色彩表現をもって若い女性たちが台頭してきた頃、
イラスト界においても(デジタルツールではなく、アナログな絵筆を手に)松尾たいこが登場したことは、
イラスト史の象徴的な一幕として捉え直すこともできるでしょう。
今回の展示では、これまでに描きためた過去作を現在の視線で再構成するインスタレーションです。
可愛いモチーフなのに死を感じる。
ブラックな悪夢のように見えてハピネスを確信できる。
彼女の手元から生み出される色彩の渦には、いつもそんなアンビバレントな魅力が潜んでいますが、
本展ではその表現世界を、これまでのようにテーマ毎に整列させず、
全てを関連づけさせたまま意図的に混交させ、その果ての化学反応をギャラリー一面に提示します。
その結果、彼女が様々な媒体で発表してきた記念すべき過去作を見渡し、
次の10年の可能性を肌で予見できる、またとない機会となることでしょう。